『投資される経営 売買(うりかい)される経営』を読んで

感想

  • 「投資家の付加価値は低い」:聞いたことがある言葉であったが、その意味がしっくりきた。
  • 楠木さんの解説「労働市場(従業員)、競争市場(顧客)、資本市場(株主)」もしっくりきた。日本は会社が家族のような側面を持つ文化があり、経営陣が労働市場を重視しがちなのもうなずける。
  • 日本企業でROEが低いのは利益率が低いからという話。これも納得。さらに、直近の設備投資によるリターンの減少もとても納得感があった。
  • 終始自分が勤める会社の問題点を指摘されているような気分だった(いい意味で)。逆に言うともっともっと価値を高められる会社なのにと。。

 

メモ

  • 日本企業がSKUを多く持つのは株主が成長を求める一方で、人口減少から成長を実現することは難しく、同じ商品で勝負することへの漠然とする不安があるからかもしれない
  • コニカミノルタの松﨑社長の『傍流革命』
  • 労働市場(従業員)、競争市場(顧客)、資本市場(株主)