『10年つきあう株をみつけよう!』by 澤上篤人を読んで
2010年頃に彼の本は読んだことはあったと思う。さわかみファンドについて調べたことがあった。結局は日経平均インデクスに投資し、さわかみファンドには投資しなかった。ただ、彼が進める個人投資家としての考え方を再度確認しておきたく読み直すこととした。
- 「今」ではなく、「将来の納得」のために行動するのが、投資の本来のあり方。これから先、将来にわたって人々の生活にとってずっと必要なものを、ひとつひとつあげてみることが有効。⇒確かにこの考え方は重要。10年持ち続けて恥ずかしくない会社を、Value以下で買うことに集中したい。
- 銘柄選択のリサーチで、狙っている企業を調べる時間は全体の2割。その会社が置かれている客観環境が3割。そして、この2つをベースに残り半分の時間とエネルギーを投入して、私の場合はトコトン考えてみるね。
- 新興株を買う前に3つのチェック
- 技術力などの売りがあてにならないこと。どんな技術力がすごいと評価されても、それではその会社が大きく伸びるというわけでもない。新興企業の技術力を見極めるのは難しいし、仮に技術力があっても経営力がなければ清澄なおぼつかない。時代にピッタリ合えば、技術力でスーッとのびることもあるが、ちょっと時期が早くてだめなこともある。
- 買い時。新興株は期待感から上場直後は過熱することが多い。高菜掴みを避ける意味でも、新規上場のお祭り騒ぎが終わってから業績や製品開発動向などを検討しても十分間に合う。
- 経営者の見極め。身の丈を超えたM&Aを行うなど、本業をおろそかにし始める人もいるからだ。
- 澤上さんが追及する3つのテーマ:
- 次世代エネルギー
- 食糧
- 環境
澤上さんもかなりの読書家とのこと。やはりよい投資家になるためには読書量が必要のようだ。もっともっと本を読もう。